私は会社で働くようになったら、バリバリ仕事をこなして誰からも頼りにされる存在になるんだろうと、根拠のない自信がありました。
ですが実際に働いてみると、自分の仕事のできなさに驚きが隠せず、こんな気持ちになっていました。
- 今の仕事は、自分に向いているの?
- 教えてもらったことをすぐ忘れてしまう
- 仕事でみんなの足を引っ張ってると感じる
- 得意なことがわからない
とにかく、ミス連発でしたね。なので得意なことを仕事にしたいと思ったんです。でも得意なことって何だろう?
適職や、自分の能力を知る方法として、認知特性という言葉を知っていますか。
仕事以外でも認知特性を使える場面はたくさんあります。例えばコミュニケーションや勉強方法など。
他にも、相手の認知特性を知っていると、ミスコミュニケーションが減ります。自分にとって効率的な勉強法を知ることで資格取得に役立てることもできます。
知らないと損する認知特性についての解説を、自分の体験を交えてお話していきます。
認知特性とは?
見たり、聞いたり、触れたり、といった五感から入ってきたものを脳内で「処理」し、思考や会話という形で、アウトプットしながら生きています。
このような認知機能の違いを認知特性といいます。
◆視覚優位性
引用元:https://cogniscale.jp/characteristics/
1. 写真のように二次元で思考するタイプ(写真タイプ)
2. 空間や時間軸を使って三次元で考えるタイプ(三次元映像タイプ)
◆言語優位性
1. 文字や文章を映像化してから思考するタイプ(言語映像タイプ)
2. 文字や文章を図式化してから思考するタイプ(言語抽象タイプ)
◆聴覚優位性
1. 文字や文章を、耳から入れる音として情報処理するタイプ(聴覚言語タイプ)
2. 音色や音階といった、音楽的イメージを脳に入力するタイプ(聴覚&音タイプ)
認知特性を調べてみよう
本田40式認知特性テスト 診断ツールで自分の認知特性を調べてみましょう!
全体で5分程度で回答できるので、気軽に試してみてください。
私は【言語映像(ファンタジー)タイプ】でした
言語映像(ファンジー)タイプが一番高く、僅差で三次元映像タイプ(3D)タイプが高いですね。
言語優位性 > 視覚優位性 > 聴覚優位性、という結果になりました。
聴覚優位性の聴覚言語(ラジオ)タイプ、聴覚&音(サウンド)タイプ
が一番低いのは納得の結果です。
これは個人的な感想ですが、他の人の結果も見ていた時にこんな印象を受けました。
言語優位性が高い人は、聴覚優位性が低い。
視覚優位性が高い人も、聴覚優位性が低い。
言語映像(ファンタジー)タイプの適職
言語映像(ファンタジー)タイプの適職は、コピーライター、絵本作家、雑誌の編集者、作詞家だそうです。
物書きということですね。イメージを文章にするのが得意なので適職といえるのでしょう。
ですが私は、コピーライター、絵本作家、雑誌の編集者、作詞家ではありません!笑
でも最近こうやってブログをコツコツ書くようになりました。文章を書くのは楽しいです。
本を読んでいると、文章が頭の中で映像化されるので
読書というより映画を見ている感覚に近いですね。
言語映像(ファンタジー)タイプの私が得意なこと
マニュアル作成
私が一番好きな業務は「マニュアル作成」です。
言語映像タイプは、文章を頭の中で映像化することはもちろん、映像を言語化することにも長けています。
実体験したことを、文章にして説明するのは好きだし、
「分かりやすい」と言っていただくことも。
論理的な説明
私は事前に準備しないと難しいですが、これをパッとできちゃうのが、言語映像(ファンタジー)タイプの人です。前の職場で、先輩に仕事を教わった時には、仕事の手順がすんなり頭に入ってきました。
もしかしたら先輩は「言語映像(ファンタジー)タイプ」だったのかもしれませんね。
だらだらと、長い説明を聞かされるのは飽きてしまいますが、言語映像タイプの説明は結論から過程までがシンプルで分かりやすく、比喩表現も上手いのですんなりと頭に入ってきます。
言語映像(ファンタジー)タイプの私が苦手なこと
結果の通り、聴覚優位性が低いので口頭でのコミュニケーションが苦手です。
口頭でのコミュニケーション
私は、音で聞き取る情報に関しては、ほとんど頭に入ってきません。情報が頭に入ってくるというより、音が流れているだけという感覚に近いです。
電話対応やディベート、口頭でのコミュニケーションは、聴覚優位型のタイプ(聴覚言語タイプ)の得意分野です。
例えば、口頭で指示を受けた時、聴覚言語タイプと言語映像(ファンタジー)タイプでは、以下のよう違いがあります。
①耳で聞き取る
➁意味を理解
①耳で聞き取る
➁音を頭の中で文字起こし
➂イメージ映像に起こす
④意味を理解
聴覚言語タイプのほうが、聞いた音を素早く情報処理していますよね。
話を聞きながら、内容を即座に理解できる能力はすごいなぁと感じます。
私の場合、口頭で指示を受ける際、しっかり相槌を打って聞いてるふりはしていますが、正直頭に入っていません!汗
なのでメモは必須ですね。話が終わった後にメモを見返してようやく理解することが多いです。
苦手の対処法
メールやチャットでやり取りする
電話対応や口頭での指示・説明は、文字として残すようにしています。
指示や依頼は、メールの方が言った言わないを防げますし、作業の抜け漏れを未然に防げるので、指示をした側もされた側お互いにとってメリットです。
それなのに、口頭で指示を出してくる人は一定数いますよね。。
重要な指示をサラッと口頭で言われる身になってほしいです。
そういう時は、必ずメモを取るようにします。すべてメモにしようとするのは難しいので、絶対に外せないキーワードだけをメモします。あとで見返せる安心感と文字として記憶できるので、聴覚優位性の低いタイプにはおすすめです。
メモが取れない状況なら、録音もいいでしょう。
(録音は機密情報等もあると思うので、許可を取るのが無難です。)
会議後にわからなかったところや、聞き逃したところを何回か聞いて理解していました。
スマホの録音機能にはずいぶん助けられましたね。
まとめ
近年ではテレワークも普及し、メールやチャットでのコミュニケーションの機会が増えましたね。とても働きやすくなりました。
適職を選ぶ際には、認知特性を参考にすると働きやすいのではないかと思います。
認知特性通りの仕事をしていなくても、副業で生かしたり、相手とのコミュニケーションにも使えます。
自分の能力や得意を発揮できることは、自信につながります!
皆さんも、自分の認知特性を知って、仕事や生活で活用してみてください。